この記事を書いている今日、生理2日目(D2)です。
今周期からいよいよ体外受精です。といっても、人工授精のように「精液を持っていって、はい注入、おしまい」というわけにはいきません。
人工授精は実態は自然妊娠に近いですが、体外受精になると急に先端医療って感じになります。人工授精と体外受精の差は大きい。身体への負担の差も・・・大きい!!値段の差も・・・大きい!!(2万円→約50万円)
体外受精の流れ
まずは採卵
体外受精はその名の通り体の外で受精させる方法です。とにもかくにもまずは卵を採ることから始めます。これを採卵(さいらん)と言います。
まずはこの採卵が上手くいくかがファーストステップです。排卵する前に病院へ行き、オマタに器具を入れて卵を採りだします。結構大掛かりな作業です!!
しかしこの卵・・・毎回同じような卵が取れるわけではなく・・・とってみたら微妙な卵だった・・・なんてことも良くある話。(採れた卵にグレードがつけられます)
良質の卵が取れなければ授精もなにもありません。1にも2にもまずは採卵です。そのために薬を使い、良い卵を育てて行きます。その採卵の準備をするために、生理2日目の今日、採血をしてホルモン値などを調べ、今周期の治療(体外受精)の予定を立てていきます。
採卵に向けての準備(D2:生理二日目)
子供を預けて、10時に病院に着くと本日も超満員。40分待ってから呼ばれて採血室へ。この日はいつもより多く血を抜かれました・・・5本分くらい。この採血で、月経中のホルモン値、AMH値を調べます。
その後超音波(エコー)による内診がありました。生理2日目なのでダラダラ流れ出てきます・・・。申し訳ないけど仕方が無い・・・。
育ちそうな卵の数をチェック
そしてエコーで前胞状卵胞の数を確認します。この前胞状卵胞というのはこれから育つであろう卵たちのだいたいの数のことです(卵は1個ではない)。
目視で確認しているのでハッキリとはわからないみたいですが「卵の数、多そうだよ」とのことでした。この数によって排卵誘発剤の量を決めるそうです。その予見によってはより刺激の強い排卵誘発剤(自分で注射とか・・・)を使うことになります。
今回はクロミッド(飲むタイプの排卵誘発剤)を処方されました。
排卵誘発剤を使うか使わないか
この時はまだ知らなかったのですが、排卵誘発剤を使う目的は、誘発剤によって卵をいくつか育て、一度の採卵でなるべく多くの卵を採れるようにするということです。
なぜ一度により多くの卵を採れるようにするのか・・・それは、採卵の料金が高額なのと身体へ負担がかかるからです。
もし仮に一度の採卵で10個の卵が採れて、10個上手く受精してくれたとしたら、10回体外受精をするチャンスができます。受精卵は凍結保存できるからです。
しかし、排卵誘発剤を一切使わず、1度の採卵で1個しか卵が採れなかった場合、妊娠に至らなかったらまた採卵からやり直しになってしまうからです。
後に転院することになるKLCは排卵誘発剤を全く使わない(使ったとしてもごく少量)治療で有名なクリニックですが、普通は排卵誘発剤を使って卵を沢山取る方法が一般的なのでKLCが少数派のクリニックということです。※世界的にも誘発剤を使う方法が主流らしいです。
採卵まで何度も病院へ行く
次は3日後(D5)にまた病院へ行き、さらにその二日後(D7)にまた採血です。何度も行って卵の状態を見ながら育てていきます。