生理5日目(D5)にまた病院へ行きます。
今日は・・・
練習も兼ねて排卵誘発剤の自己注射の仕方を教えてもらいました。
排卵誘発剤の自己注射
クロミッドなどの錠剤は間接的に卵巣を刺激する誘発剤なので、直接卵巣に働きかける効果を求めると注射になるそうです。自己注射するのは排卵まで何度か注射をしなければならず、その度にいちいち病院へ来てられないから。
自己注射・・・自己で注射・・・自分で注射・・・自分で自分に注射・・・ただでさえ注射嫌いなのに自分で自分に針を刺すって・・・ヤダイヤダイヤダイ!!!
医療従事者以外の人が自分で自分に注射を打つなんて・・・
こういう人しかいないんじゃないでしょうか・・・。
(覚せい剤、ダメ、ゼッタイ!)
でも、私達が行う自己注射は腕の血管ではなく、お腹の筋肉に注射します。
自己注射の流れ
注射器に太い針をセットする
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生理的食塩水が入ったアンプルから生理食塩水を半分くらい吸い上げる
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粉状の誘発剤(hMG、hCGそれぞれ)のアンプル中に生理食塩水を入れて溶かす
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溶かしたそれぞれの液を両方とも吸い上げる
↓
太い針を外し、細い針をセットする
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注射器内の気泡を指ではじいて上に集め、少し押して出す
↓
お腹のおへその斜め下辺りを消毒する
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その辺りの肉を左手で摘む
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右手で注射器を持ち垂直に針の根元まで刺すべし!!
↓
押し子軽く引いて血が逆流してこないことを確認してからゆっくりと確実に押すべし!!
↓
針を抜いて絆創膏を貼って終わり
これが簡単な自己注射の流れです。
看護師さん、「じゃあやってみましょうか~」と軽いノリ・・・。注射器を持つなんて36年間の人生を振り返ってみても今日が初めてです。細い針を見て指先が震えます・・・うまく(アンプルを)開けられない~!うまく吸えない~!うまく押せない~!と苦戦しながらなんとかセット完了。
いよいよお腹に刺すときが来ました。左手でお腹の肉をグイっとつまみます。右手にもった注射器をおそるおそる針を近づけると「もっと垂直に、真正面から刺してください」と言われます。もはや切腹する気分です・・・。
あ~こわいこわいこわいこわいこわいこわい・・・・・・!!!
ブスッ
「っ!!!」
・・・・・・・ん?・・・・あまり痛くなかった?
「はい、根元まで差し込んでください」
ひいぃぃ!!!
ぐぐぐぐぐぐぐ・・・・・・・
うん?これもあまり痛くない。
「ではゆっくり押して注入してください」
か、硬い、、、これ押せてるのか??
「その調子ですよ~あと少し」
押せてる感覚がないけど、、、確かに後少しだ・・・って、これは少し痛い!でも、ほんんの少し!!!
「はい、終わりです、抜いてくださ~い」
思ったより全然痛くなかった・・・でも!でも!!!なんか気分が悪い・・・
私がゲンナリしていたためか、看護師さんが「少し横になってもらっても大丈夫ですよ~。」と言ってくださいました。
薬でクラクラしたというよりは、精神的なストレスでどっと疲れた感じでした。5分ほど横になったら平気になりました。
思ったより痛くありませんでしたが、慣れない事をしたので次からすぐに一人で出来る自信はまだありません・・・。というわけで、次にやることになった時、もう一度教えてもらいながらやってみようと思います。
なるべく自宅でやった方が良い
どうしても自分でやるのは無理!!と言う人は来院してやってもらうこともできます。できますが、注射の為だけに来院して2~3時間も待って同じ痛みを感じるなら、自分でやった方が5分で終わるし値段も安く済むといわけで、多くの人は自分でやっているみたいです。
注射の恐怖
私は昔読んだ漫画(シティハンター)の中で、ドジな看護師が薬剤がなくなっている注射器を間違って刺そうとした時、遼さんが気付いて「空気を注射したら死んじゃうよ!!!」と言っていたセリフが忘れられず、「ちょっとでも空気を注射したらその瞬間死ぬんだ・・・」と恐れおののいていたので、毎回看護婦さんに注射をされるときは空気が入っていないか目を皿のようにしてチェックしていました(失礼 笑)。今回もかなりビビっていたので、その事を看護師さんに確認してみましたが・・・
「ちょっとぐらい空気が入っても死にません(笑)」
「血管でもですか?」
「大丈夫ですよ。よっぽど大量にいれない限りは。」
「今まで自己注射の失敗?やトラブルで死亡した人とか・・・」
「いませんいません(笑)」
とのことでした・・・・・・・。お腹に刺した時、万が一血管だったとしても大丈夫だそうです。
空気のことで必要以上にビビっていた私はだいぶ気持ちが楽になりました。
でも、それでも、、やっぱり、、こわい!!!できるならやりたくない!!
卵は沢山採れそうなのに注射必要?
「あの~、私この前のエコー検査で『卵が沢山出来そうだ』と言われたのですがその場合でも注射って必要になるんでしょうか??クロミッド(飲み薬)だけで十分とかないですか・・・?」
と聞いてみました。
「むしろ、卵が全然できなそうな人には注射しませんよ。良質の卵が沢山とれる見込みがあるからこそ注射するんです。ですのでおそらく注射は必要になると思います。次に(2日後)に来院していただいたら1日おきくらいに注射することになるかもしれませんね。」
と言われました・・・。考えていたのと逆でした・・・。一日おきって・・・確かにそこまで頻繁に子どもを預けることはできないから自宅でやるしかない!もう、覚悟を決めるしかありません・・・。
確かに、生きていたら何が起こるかわからない。もしかしたら大災害が起こって自分が注射をしなければならない場面が来るかもしれない。糖尿病の人なんて自己注射が当たり前らしいし・・・次の子どもの為にも少し勇気を出して頑張ってみよう!!と自分を奮い立たせました。でも、まだこわいけど・・・笑
次は2日後です。また注射ダーーーー!!