さて、今日は待ちに待ってない(苦笑)判定日でした。
結果はわかっています。前もって行っておきますが、奇跡の逆転ホームランもありません。ただ粛々とこの結果を受け止めただけです。
では今日の判定日について語っていきます。
判定日 病院へ行く
まず病院についていつものように採血です。他の方のブログにも書かれていますが、妊娠検査薬で陰性が出ていたとしても、血液検査でより正確にHCGの量がわかるということです。
HCG(血液中)
- 非妊娠状態:1.0以下(mIU/ml)
- 妊娠 ~6週:4,700~87,200
HCG(尿)
- 非妊娠状態:2.5以下(mIU/ml)
- 妊娠 ~6週:1,800~191,000
非妊娠状態と妊娠中の差は歴然ですな。
血液検査による妊娠判定の結果
E2 ・・・103.7pg/mL
念のため、これはエストラジオール17β(卵胞ホルモン)のことです。
- 卵胞期25~195
- 排卵期66~411
- 黄体期40~261
- 閉経期10~40
- 男性14~60(pg /ml)
※性周期により変動
HCG・・・0.163mIU/ml
これが妊娠検査薬で判定に使われる物質ですね。早期妊娠検査薬は25mlU/mlなので、1mlU/ml以下なら絶対に妊娠はありえないでしょう。
PR(プロゲステロン)・・・23.8ng/mL
医師の見解
以下、先生との会話です。
先生「妊娠反応でてないねぇ」
私「あー、はい。実は4日前から自分で検査薬使ってたんで・・・わかってました。で、2日前に一度だけ薄っすらと陽性反応っぽいのがあったんです(検査薬を見せる)」
先生「え?・・・・・あー本当だ。出てるね。少し頑張ってくれたのかな。こういうこともたまにあるんだよね。」
私「ってことは、この陽性反応は一応着床したと考えてよいのでしょうか・・・?」
先生「そうだね。最初からだめだったことはないと思うよ。」
私「そうですか・・・。今回、卵巣刺激、採卵、凍結、移植してみて先生はどう思いましたか?先生の所見をお聞かせいただければと。」
先生「うーーん、やっぱり旦那さんかなぁ。通常7~8個卵がとれれば少なくとも半分は凍結できるんだよね。受精率もあまりよくないし。」
私「私側に問題があるとかないですか?着床障害とか?」
先生「いや、奥さん側は大丈夫だと思うよ。数値的に何も問題がないし。やっぱり精子だよ、精子。逆に言えば精子さえよければ自然妊娠できる感じなんだよね。実際一度はしてるわけだし。」
私「実は男性不妊専門のクリニックに行ってみようかと来週予約したのですが、一応今日先生とお話してから実際に受診しようか決めようと思っていました。○○クリニックというところですが・・・どう思いますか?」
先生「○○クリニックもおすすめだよ。通常の不妊治療病院じゃ出来ないDNAの検査とかまでしてくれるから。」
私「でも、その検査結果がわかったところで治療法はサプリメントとか漢方とかなら高額なお金だして検査する必要があるのか、というのが主人の意見なんです。」
先生「一度治療お休みして○○クリニック行って帰って来た人達の半分は精子の状態が改善してるんだよね~。やっぱり不妊治療病院で出せる漢方薬とか限りがあるから、行ってみても良いと思うけどね。とりあえず紹介状かくから、今までの検査結果とあわせて持っていって相談だけでもしてみたらどうかな?精子はね~本当にわからないんだよ。ずっと悪い数値ばかりだったのにある日突然復活したりする人も結構いるんだよ。」
私「(半分!?)え、うちの主人みたいな数値でもですか?」
先生「いるいる。卵子は一度質が落ちたり数が減ったりしたら元には戻ることはまずないんだけど、精子は本当にその時々だから。一気に改善した人も何人もいたよ。とりあえず○○クリニックに行ってみて3ヶ月くらい様子を見てみたらどうかな。奥さんまだ36歳・・・まぁ36歳のあたりから卵子の質も低下し始めるけど、それでもまだ可能性は全然あるから。」
男性不妊治療専門のクリニック
・・・・というわけで男性不妊治療専門の病院へ行ってみることにしました。
男性不妊についても嫌と言うほど調べましたが、やはり原因不明の場合が多く、確たる治療法がないようです。
また、色々調べていく過程で感じたことは、特に日本では男性不妊についてまだまだ認知度が低いんだなぁということです。おそらく男性の方が不妊検査や治療に消極的な人が多いからでしょう。うちの夫は精液検査なども恥ずかしがらず、あっけらかんとしている性格ですが、初めて人工授精の話をした時は「え、人工って・・・そこまでする・・・?」という反応でした。
男性不妊の認識度の低さ
不妊改善系のサプリメントを調べてもパッケージやラベルに女性の絵が描かれている物ばかりで、男性不妊用のサプリメントってほとんどありませんよね。でも、アメリカのサイトなんかを見ていると男性不妊専用のマルチなサプリメントが数多く売られているんです。数人のブログも読みましたが大体どの方も治療は夫婦で行うという意識が高く、日本のように(たとえ男性側に問題があったとしても)消極的な旦那さんに気を使いながら精子だけを提供してもらい、奥さんだけが何度も通院し歯を食いしばり痛みに耐えて治療をするという図式にはならないようです。
うちの夫も男性不妊専門病院に検査の予約を入れたことを話した時何と言ったか・・・・
「それ、どのくらい時間かかるの?今仕事忙しいんだけど。」
ですよ・・・・。さすがにブチっときて、
「ざっけんなよ!!誰のせいでこんな辛い思いしてると思ってんだよ!!!てめーのせいだろうが!!」
と心の中で叫びましたが、表面上では
「予約はしたから待っても1時間くらいだと思うけど・・・もし時間なかったら採精だけして、後の説明は私だけが聞いてくるよ。」
と甲斐甲斐しく言ってやりましたw 怒らない怒らない・・・。
男性不妊が原因だとどうしても「なんで私には問題ないのにこんな辛い思いを・・・」と思ってしまいますよね。でもここで旦那に当り散らしては逆効果です。私は極力旦那の前では不妊治療の愚痴を言わないようにしています。だって、男性不妊の原因はストレスかもしれないじゃないですか。実際、うちの旦那は1人目が生まれた後に職場が変わって激務になったのです。そのことが不妊の原因のひとつかもしれません。
私より年下のくせに亭主関白だから私からガミガミ言われることを極度に嫌うし、超だらしない性格なのでサプリメントを飲み忘れたりしてイラーーーーーーーーっとすることもありますがなるべくなるべく腹の中に飲み込んでグッと耐えています。私の方がストレスたまりまくりですwww
でも、よくよく考えてみればこうやって高額な不妊治療が出来るのは旦那さんが働いて稼いできてくれるお陰なんです。そのことを忘れないようにしてなるべく笑顔でいるようにしています。(でもかなり顔は引きつっていると思われる 笑)
これからの事については上でも書いたとおり、しばらく体外受精はお休みして3ヶ月ほど男性不妊治療に専念してみたいと思います。旦那さんに姫生活ならぬ殿生活してもらいますよ!!その為には、えぇ、メイド並に世話してやろうじゃないですか。まーその間タイミングもとれますし、まったく妊活しないわけじゃありませんしね。悔いが残らないように頑張ってみたいと思います!
(こんな前向きっぽく書いていますが実際は結構凹んでいますw 念のため・・・)
判定日に払った金額
血液検査・・・6,696円
紹介状作成料・・・2,500円
再診料など・・・1,250円
助成金書類作成料・・・3,564円
その他税金など合計=11,390円
・・・・・・え、ちょっと待って・・・助成金書類作成するのにお金とられるんだ・・・。調べてみたら他のクリニックでもお金はかかるみたいです。助成金もらうためにお金をとられるなんて、、、なんだか詐欺っぽいと思ってしまった(笑)