4, 不妊治療専門病院へ行ってみる

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様子見など無用、すぐにでも病院へいくべし

自分で基礎体温をつけて、排卵検査薬を使ってタイミングをとっても妊娠しない。特に1年経っても妊娠しない人は病院へ行ってみましょう。不妊治療は婦人科や産婦人科、大学病院でもやっていますが、できれば不妊治療専門医にかかることをおすすめします。

 

病院ですること

 

病院ではまず先生と治療方針について話し合い、その後様々な検査をしていきます。この時に基礎体温表があると話がスムーズに進みます。以前ご紹介したウーマンコムの基礎体温表(基礎体温表|ウーマンコム)であればプリントアウトもできるので楽です。また、検査は1日では終わるものではなく、最低でも1ヶ月ほどかかります。

 

女性側の検査

 

病院によって検査の種類や順番、料金も違うので一般的なものを紹介します。

経膣超音波検査・・・子宮や卵巣の状態を機材を使い、膣の中に入れてモニターで確認します。(股を開いて検査する、アレです・・・)違和感はありますが痛みはほぼありません。クリニックに通うことになると、8割はこの検査をします。3分くらいで終わり、1~3千円程度。

ホルモン検査・・・血液検査で調べます。高温期と低温期それぞれの時に血を抜いてホルモン検査をします。注射の痛みがある程度です。検査の都度4千~5千円程度。

感染症検査・・・クラミジアなどの検査。4千~6千円程度。

子宮卵管造影検査・・・卵管に”つまり”がないかを調べる検査です。人によっては痛みを伴います。が、一瞬です。3千~1万5千円程度。私は2回受けたことがありますが、1回目は激痛で2回目はほとんど痛くありませんでした。かなり個人差があるようです。

抗ミュラー管ホルモン検査(AMH)・・・35歳以上の方は特に重要な検査です。どのくらい卵子が残っているか、残存数を検査します。ただ。AMHがゼロだからといって卵子が残っていないわけではありません。5千~1万円程度

これらを全て検査するのに1ヶ月ほどかかります。

 

男性側の検査

 

精液検査・・・字のままの検査。男性の精子から、精子の数、濃度、運動率などを調べます。精液は病院で採取もできます(病院による)し、自宅から持っていくこともできますが、採取してから3時間以内に検査することが望ましいのでなるべく病院で採取することをおすすめします。

病院には”オカズ”が置いてあるそうです(主人談)。男性は精液検査を嫌がる傾向があるようですが、女性が最初の検査を受け始めたと同時くらいに男性はすみやかに精液検査を受けるべきです。不妊の原因の半分は男性側といわれています。また、たとえ検査の結果がよくなかったとしても、男性の精子は体調やストレスに影響されやすいので何度か検査してみることをお勧めします。

 

検査の結果、特に問題がなかった場合は?

 

年齢にもよりますが、35歳以下であればタイミング法を続けても良いと思います。35歳以上であれば、なるべくはやく人工授精や体外受精にステップアップすることをお勧めします。クリニックの医師によって治療方針が違うのでよく相談して決めてください。

私の場合、最初にクリニックに行ったのが31歳の時で、先生は「まだまだ若いのでしばらくタイミングをみていきましょう」と仰いました。

 

まとめ

あらゆる検査は出来るだけ早くすべきです。大げさではなく一分一秒早く。検査してみなければ(当然)先生も何が不妊の原因なのかわかりません。検査の結果によってはその後の治療方針が変わって行きます。項目によっては検査していないとその後人工授精や体外受精にステップアップする時に必要になってくるものもあります。

 

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