体外受精の助成金(東京都)を申請してきました

※この記事では2016年当時の内容を書いていますので、現在は助成金の内容が変わっているかもしれません。必ずお住まいの自治体に確認してみてください。この当時、ちょうど助成金の額が15万円から30万円に上がるか上がらないかという時でした。

はなおかIVFクリニックで一通りの治療をした後、申請することにしました。

もらえるものはもらいます!!体外受精の助成金の申請をすべく、先ほど書類を全て郵送しました。

この『体外受精の助成金』と言う言葉をよく耳にしますが要はウン十万かかる治療費の内、一部を自治体が負担しますよ、という制度です。

もちろん全ての人にではありません。年齢、所得、回数と制限があります。

 

助成金の条件(2016年当時)

 

我が家の場合・・・

 

年齢:治療開始時42歳以下 → 治療開始時36歳なのでOK
回数:6回まで → 初回なのでOK
所得:申請日の前年(1月から5月までの申請日について は前々年)
の夫婦合算の所得額が730万円未満で あること。
→ 詳しくは後述しますがとりあえずOK

 

全ての条件を満たしています。

 

しかし、当初私は助成金は受けられないものだと思っていました。我が家の収入だとひっかかるのです(ギリギリですよ・・・)。平成27年度は所得が730万円を上回ることがわかっていたので助成金のことはあまり考えていませんでした。

 

ところが、クリニックの待ち時間の時に壁に貼ってあった助成金についての詳細を読んでみると・・・

 

申請日の前年(1月から5月までの申請日について は前々年
の夫婦合算の所得額が730万円未満で あること。

 

と、『前々年』になっていることに気付きました。

 

前々年、つまり平成26年度は、主人がたまたま転職をした年で、前職を退職した後3ヶ月ほど知り合いが仕事をしている海外へ行き、現地で研修をした期間があるので所得がいつもよりかなり低かったのです(確定申告額は500万ほど)。

 

これなら助成金もらえるじゃん!!

 

というわけで、急いで書類集めを始めました。

 

不妊治療助成金申請に必要な書類(2016年当時)

 

申請に必要な書類は以下の通りです。

 

  1. 特定不妊治療費助成申請書(原本)
  2. 特定不妊治療費助成事業受診等証明書 (原本) 
  3. 住民票の写し(原本)
  4. 戸籍謄本(原本)
  5. 申請者と配偶者それぞれの所得関係書類
  6. 領収書のコピー

 

結構多いです。1つずつ解説します。

1、特定不妊治療費助成申請書(原本)

要は申込書のことで、第1号様式とよばれる書類です。都のホームページからダウンロードして印刷したものに手書きで書き込むだけです。

 

申請書のダウンロード(Excel)

 

エクセルかよって感じですが・・・シート2にある記入要領を見ながら必要事項を記入して印鑑を押したらOKです。

 

助成金申請書

 

で、私この 東京都特定不妊治療費助成事業のご案内【説明書】(PDF:801KB) を見ながら書類を作成&収集していったのですが、この中で申請額について

 

  • 治療ステージA 20万円(うち東京都の独自上乗せ5万円)
  • 治療ステージB 25万円(うち東京都の独自上乗せ10万円)
  • 治療ステージC及びF 7万5千円
  • 治療ステージD及びE 15万円

 

こう書かれていて、↓でもらった第二号様式(病院で作成してもらう)に治療方法Bとなっていたので申請額の所に250,000円と記載したのです。

 

ところが、申請後にもう一度サイトを見てみると、↑の4つの金額の記載の下に

 

なお、平成28年1月20日以後に治療が終了し、この助成を初めて受ける場合に限り初回の助成上限額が30万円となります(治療ステージC・Fを除く)。

 

と書かれています!

私が一連の治療を終えたのは平成28年の2月なのでもしかして30万もらえるってこと!?と思い、すぐに都庁に電話してみました。

「申請額は25万と書いてしまったのですが・・・」と言いましたが、「申請額とは関係なくこちらで計算して助成できる金額をお支払いするので大丈夫ですよ」

とのことでした。

少し前に不妊治療助成金制度拡充のニュースがTVでやってたけど、私もあやかれるとは思いませんでした。ラッキー☆

2, 特定不妊治療費助成事業受診等証明書(原本)

 

これはクリニック側に作成をお願いします。第2号様式という書類はこれのこと。

私はよくわからなかったのでクリニックの受付の人に聞いてみることにしました。

 

私「あの~、不妊治療の助成金のことなんですが・・・」

 

受「もう治療は終了ですか?」

 

私「はい?」

 

受「終了なら書類を作成しますが。」

 

私「終了ってどういうことですか?もうこれ以上は治療しないときめたということですか?」

 

受「いえそういうことではなくて・・・(呆)採卵、移植、判定まで終わったかと言うことです。」

 

私「あ、それは一応一区切りはしましたけど・・・」

 

受「では、申請書を作成しますね。3週間ほどかかります。3週間後にお電話ください。」

 

・・・こんな感じのやり取りがありました。「治療は終了しましたか?」といわれて皆さんすぐに意味がわかるものなんでしょうか?しかも呆れ顔で言われても・・・。こんな感じでここのクリニックは受付の態度がよろしくなくて、それも転院しようと思ったきっかけの1つです(笑)

 

また、書類に3週間かかるとはビックリ。3/31日が締切日で、この時すでに2月末だったので結構ギリギリになってしまいました。

※治療終了が締切日間際で病院の書類作成が間に合わない場合はこの限りではないそうです。

 

しかも、、、書類作成料(3,240円)もしっかり取られます(笑)

 

実際作成してもらった書類がコチラ↓

 

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合計 653,300円 という金額と、治療方法”B”というのと、治療期間が重要です。

 

65万か~・・・使ったなー。薬・注射しまくりで7個採卵しても3つしか受精せずしかも最終的に1個しか残らず・・・移植したけど撃沈。それで65万か~~~~。この値段は誰が悪いわけでもなく、当然の値段なんだろうけど・・・結果が出ないと本当に虚しくなります。それが不妊治療・・・。

 

3, 住民票の写し

区役所や区の出張所とかで300円払ってもらいます。この時重要な事は“続柄”が記載されているかどうかです。要は、夫婦であることを証明することが重要なので、世帯主、妻 などという記載が必要です。私は最初よく読まずに適当に出してもらったので続柄が記載されておらず・・・もう一度取り直しました。申請日から3ヶ月以内に発行されたものに限ります。

 

4、戸籍謄本

 

戸籍謄本は住んでいる場所ではなくて本籍地に請求しなければなりません。私達夫婦の場合、本籍地は夫の実家にあり、東京からは飛行機の距離なので郵送で申請しました。ギリギリになると間に合わない可能性もあるので気をつけてください!こちらも申請日から3ヶ月以内に発行されたものです。

5,申請者と配偶者それぞれの所得関係書類

要は、収入を証明しろよってことですね。

都のHPでは「次のいずれか」の書類で、と書かれています。

 

  • 住民税課税(非課税)証明書
  • 住民税額決定通知書
  • 確定申告書
  • 源泉徴収票

 

夫は個人事業主なので確定申告書をそのまま出しました。

↓こういう書類です。(※国税局のHPより転載)

03000000b

 

前々年度なのでこの確定申告書の26年度分のコピーを出しました。

 

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サラリーマンの方は、源泉徴収票(小さい紙)が楽だと思います。

領収書のコピー

 

一番面倒だった作業がこの領収書のコピー。分厚い束になった領収書を家のプリンターで一枚ずつコピー。一つひとつ金額を見ていくと再度虚しさがこみ上げてくる・・・(泣)

 

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病院で作成してもらった2号様式に書かれている合計金額と、治療期間全ての料金の合計は合いませんでした。サプリメントの分などは入っていないそうなので、その分の差額だと思われます。まぁ、金額が合っていなくても助成上限額以上なので問題ありません。上限額以下だと金額を合わせる必要があるみたいです。

全ての書類を揃えて速達でGO!

 

なんだかんだで書類の収集に手間取り、最終的に3月の最終週になってしまいましたので、速達(レターパック)で送りました。

レターパック

 

私は過去に2度、郵便事故で配達中に手紙を失くされているので普通郵便を全く信用していません。年賀状以外は全て最低でも特定記録をつけます。

 

今回は急いでいたこともあり、レターパックプラス(500円)で。助成金の申請の締切は3/31(当日消印有効)なので、3/31までに送ったという証明が必要です。ですので、このように配達記録の残るものにして、念のため写メも取っておきました。

 

本当に助成金が出るのか・・・初めての申請で不安もありますが、焦らず待ってみます。

区オリジナルの助成金もある!

 

↑のは全て東京都が行っている助成金制度ですが、居住区が独自に行っている助成制度もあります。私が住んでいる区では所得制限がありませんので病院で作成してもらった書類と申請書のみの提出ですみました。こちらも大変ありがたいです。あ、もちろん区の助成金のための申請書類についても作成料3000円とられましたよ(笑)

 

これらの助成金は当然ながら自分で調べて自発的に申請しないと受けれません。知らない間に申請期間が過ぎていた・・・なんてことがないように、どちらもしっかりと調べてみることをオススメします。特に、所得制限があって都の助成を受けられない人は、区の助成も見落としてしまう可能性があるので気をつけましょう!

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