3, 排卵検査薬を使おう

より正確に排卵日を知るために排卵検査薬を使います。
排卵検査薬というと排卵日をピンポイントで教えてくれる検査薬と誤解する人がいますが、違います!!排卵検査薬は排卵日の前に上昇する、尿に含まれる黄体形成ホルモン(LHホルモン)値の濃度を教えてくれるものです。

黄体形成ホルモン(LHホルモン)値とは??

このLHに関しての説明は割愛します。重要な事はLHホルモン値がピークになった約10時間~12時間後に排卵が起こる可能性が非常に高いということです。

排卵検査薬上のグラフを見てください。LH値が排卵日の前にグイーンと一気に伸びてヒューンと一気に下がっているのが解ります。

排卵検査薬

基礎体温表と排卵検査薬の反応は(私の場合ですが)このような濃度になっています。
あまりクッキリと差がでませんが、比べれば③が最も濃い色なのがわかります。ちなみに市販の検査薬も病院で渡された検査薬でも同じような濃度でした。

 

排卵検査薬はどう使う??

既に説明した通り、排卵検査薬は排卵日を教えてくれるというわけではなく、LHホルモン値が上昇した時を教えてくれる検査薬です。そして、一番上昇した時に一番濃い反応が出ます。しかしこの一番上昇した時は決してベストなタイミングとは言えません。検査薬が色付き始めてから1日おきに性交すると可能性が上がります。上の基礎体温表で言うと、15日、17日、19日、21日と頑張れば、かなり可能性があがります。ですので、検査薬は生理開始日から11日ほど経った日から12時間おきに使用するとよいでしょう。

 

排卵検査薬で妊娠できる??

一言で生理周期といっても28~31日と人によってバラバラです。規則正しくお手本通りの基礎体温にならない人も多くいます。精子の寿命も人によって様々です。また、無排卵という月もあります。しつこいですが、排卵検査薬は排卵があったかどうかを調べるものではなく、排卵の前に上昇するLHの量を調べるものです。生理が来ている=正しく排卵されているではありません!同時に排卵検査薬で陽性反応が出たからと言って排卵されるという意味でもありません!ですので、排卵検査薬はあくまでも排卵の時期を予想できる、くらいの補助的な検査薬だと思ってください。確実に排卵がわかるものではありません!!特に、低温期と高温期の差が0.3度以内だったり、ものすごくゆるく上昇したりする場合は無排卵の可能性があります。

排卵検査薬はどこで買える?

日本製のドゥーテストなどが(調剤)薬局に売っています。しかし、いちいち日本製のお高い検査薬で検査していては簡単にお金が飛んでいきます。おすすめは海外製の安価な検査薬です。えー、海外製・・・?と思われるかもしれませんが、排卵検査薬の精度はほぼ変わりません。日本では薬事法の関係で購入することはできませんが、インターネットにある代理店や輸入代行業者、イーベイオークションなどで購入することができます。1回30~100円程度なので本当におすすめです。排卵検査薬は一回の周期に5~6本使うこともあるので、気にならないくらい安いものを買うべきです。

 

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